2015.03.30 the SIX
the SIX ザ・シックスthe SIX ザ・シックス
(2015/03/05)
井上 夢人

商品詳細を見る


評価 4.7

超能力者が出てくる話が大好きなのでこれも楽しんで読んだ。
これは少年少女(一番小さい女の子は4歳)の超能力者の物語だ。
少年少女たちが自分の能力をもてあまし、怖がり、そして社会の中家庭の中で異端者で苦悩している、というのが描き出されていた。
孤独孤立感も十分すぎるほど描かれていて、理解してくれる大人も数人出てくるのだ(記者とはいえ)。
話として読んでいて面白い。
が、一人一人の紹介になってもいるので、そこがあと一歩だと思う。
これがもっともっと続いて欲しい、話を膨らますために、まさかこれで終わりではないだろう・・・と思いたい。

それぞれの能力が違うのでそこもまた読みどころだ。
明日の惨事を絵で予言するもの
すぱっと相手を切ってしまうもの
見えない声が聞こえてしまうもの
電気が体を駆け巡って発電しまうもの
虫が自分の周りに集まってしまうもの
痛みや怪我を治してしまうもの

と6人それぞれの能力を持っている。
この能力が、普通考えられる超能力で「相手の思っていることを透視する」とか「テレパシー」とか「テレポーテーションでどこかに瞬間移動する」とかではない新しい能力が多いのでそこもまた魅力的だ。