評価 4.9

楽しい!!
この語り口で語ってくれると、このSFもあのSFも読んでみようか!という気持ちになるし、読んでいるSFは使われ方にくすっと笑ったりする。
我ながら惜しいのは、知らない本があるとそれが何かの引用(たぶん面白い)をされていてもわからないので、一緒に楽しめないことだ。

プラスCOCOさんの絵がついている、懐かしい(と言っては失礼か)
しばらくぶりだったので、各ページについている絵をこれまた楽しんで見させていただいた。
池澤夏樹の本棚はSFが多かったのか(お父様です)というような驚きの話もあるし、倉橋由美子の会期小片が面白いという素直な感想も載っている。


本のことだけじゃなくて、池澤春菜の日常、もあるので(でも本にまみれている、しかもSFがほとんど)、ガンプラの話とか、フィギュア原型政策話とか(あ、ガンプラとほぼ一緒か)、ワンフェスの話とかそれはそれは濃い話が多い。
濃いというか、オタク的というか。

そしてこの巻末の註(用語解説とありますが)の楽しいことと言ったら!
これまたずうっと読んでいくと一つの春菜ワールドが広がっている。
そして註のみならず、中に挟まっているピンク色の大森望のお言葉もまた、おまけのようで実に面白い。

・・・
読んでない本を縦にする、というのは本当に心の底から、そうだろうそうだろう、と思った。
横にすると読まなくなるのがとてもわかる。