ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)
(2004/12)
ジャッキー フレンチ

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評価 4.8

ヒットラーに娘がいる、という創作話をこの小説の中の女の子が友達に話す、という二重構造のお話だった。

オーストラリアの少女アンナが友達にお話ゲームを始める。
それは自分の造った話を聞かせると言うゲームだった。
いつしかアンナの話に、友達は魅せられ、そこから深く考えるようになる・・・


話が進むにつれ、ヒットラーのむすめのことを考え始めるマークと言う少年の姿が好ましい。
自分だったら、そしてヒットラーのむすめの立場だったらと次々に考えていく。
そして大人に質問するが適当な答えが帰ってくることもあるが、すげなく追いやられることもある。
それでも質問をやめないマークは考えていく・・
私だったら?
あなただったら?

児童文学として面白いし、後半の驚く展開が子供だったら分からないと思うので、そこもまた評価できる。

以下ネタバレ
・これは本当に娘がいたという話になっていて
語り手のアンナはそのヒットラーの娘の孫娘だった、という小説になっている。