マリアビートルマリアビートル
(2010/09/23)
伊坂 幸太郎

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評価 5(飛びぬけ)


堪能した。

新幹線という密室状態で、しかも次の駅に着くまでその中でしか動けない、
でも駅につくと別の人たちが乗ってくる可能性もある、
というのを実にうまく使った傑作だと思った。

「王子」の悪意にやや辟易したものの(でもぎりぎりのところで保ってる)、
いくつかの物語が錯綜してもつれてまた結びついていく、
そしてそこに洒脱な会話がある、という
伊坂幸太郎の安定路線で安心してこの話に乗っかり楽しめたのだった。

不運に見舞われる七尾に大爆笑していた(でも結局この人なんだかんだ言って不運を跳ね除けてる)
あと蜜柑檸檬コンビにも心惹かれた。
グラスホッパーを再読したい。