2010.10.13 隻眼の少女
隻眼の少女隻眼の少女
(2010/09)
麻耶 雄嵩

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新刊なのである時期まで伏字にします。

評価 3.8

旧家の連続殺人事件を調査する少女探偵と自殺願望を持つ大学生の物語だ。
時を隔てて、事件の新たな面がクローズアップされる・・・

・・・・・・・・・・・・・
全くと言っていいほど私に合わなかったので、読むのがとても辛かったのが本音だ。
こういう巧緻な(というのはわかる)推理小説の良さがわからなくて申し訳ない。
これを読むのに適した人間ではないということだろう。
論理面で全くの破綻がないというのはわかるのでそこは高く評価したい。

が・・・・
そこと自分の好みとはまた違った話であって・・・
少女が隻眼の意味ってどこにあるのだろう、とまず思ったし
更に伝説の話、伝奇話も、はあそうですか・・・だったし(三津田信三とどうしても比べてしまった・・)
最初の謎解きが終わって
次の本当の謎解きが終わった時にもやれやれ、と言う気持ちがよぎったのだった。
みかげは魅力的なんだろうか?(後半のみかげは特に)
あと、この一族の謎の魅力というのもよくわからない。
三つ子の設定でばんばん三つ子が殺されていって、後半にもまた三つ子が出てくるというのも、話のための殺人なのか、と思ったりした。
つまりは、私はこういうタイプ(謎解き主流)の推理小説って合わないんだと思った、改めて。
何より、最後の怒涛のような、うわーーっとしたすかっと感がなかったのだった。

以下ネタバレ
・眼にコンタクトレンズをしている(最後の子供のみかげ)にいたっては、脱力。
そこまでしてコンタクトをしている意味は一体なんだろう。
この一族の連綿と続く物語のようなものにあてられた感じだ・・・
・和装の意味って何だろう・・

・また、実は
最初のみかげが犯人だったというのにも脱力して
彼女が子種のために男と交わったと言うのも・・なんだか。
種馬という罵倒も笑えるのか(私は笑えない・・)

・組み立てられていく推理の構築、のようなものはよませはするのだが、じゃあそれがわくわくするほど面白いかというと私には実に普通だった。