2010.10.20 黙祷の時間
黙祷の時間 (新潮クレスト・ブックス)黙祷の時間 (新潮クレスト・ブックス)
(2010/08/31)
ジークフリート・レンツ

商品詳細を見る


評価 4

静謐な物語だった。
青年クリスティアンが憧れる美しい先生シュテラ・・・彼女とのひと時の思い出、というのが冒頭のギムナジウムの追悼式の話から、過去と現在が組み合わせられながら、進んでいく・・・
この場合、先生のほうのシュテラと関係を結ぶのだがそこが全く強くは描かれていない。
ほのかにほのかにわかるのみだ。

学校に言っているとはいえ、もう青年といえるクリスティアン。
彼はシュテラの日常を垣間見たり、彼女とお父さんとのやり取りに考え込んだり、徐々に大人の階段を上っていく。
シュテラという女性を通して、クリスティアンが一つの大人の階段を上っていくのだ。

この小説には港は船や海が背景として織り込まれている。、
どちらかというと詩のような小説であった。