2010.12.20 背表紙は歌う
背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)
(2010/09/11)
大崎 梢

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評価 3.7

微妙。

お仕事話を私が好きじゃないせいもあるけれど・・・
どうなんだろう。
これで出版業界大変なのね、書店も大変なのね、本を取り巻く状況が大変なのね、というのはおおいにわかるものの、私の読みたい小説というのは、こういう話ではないのだ、と思ったりした。
これはいわば内輪話であり、書店の人とか出版会の人とかは、ああ・・わかる・・なのだろう。
だけど一般の読者がこれを知ったからといって、じゃあ明日からこうしましょう、たくさん買いましょう、みたいなことには絶対にならないと思うから。
これは知らしめる、書店とか出版の現状をという意味はあるかもしれないけれど、小説としてどうかと見れば、私にはあまり面白くなかったのだった。

更に、ミステリ部分のカタルシスが小さすぎる。
わかったようなわからないような解決で、この部分がひどくまどろっしくて、新刊ナイトに至っては、このタイトルだけでここまで絶対にわからないだろう、と思ったし、最初のビターな挑戦者もわかったようなわからないような、曖昧な気持ちで終わったのだった(これだからといって、こんなに傲慢な感じでいいわけ?)
プロモーションクイズのなぞなぞもこれがミステリになってるんだろうか・・・