2010.12.23 どんぐり姉妹
どんぐり姉妹どんぐり姉妹
(2010/11)
よしもと ばなな

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評価 3.8

この間読んだよしもとばなな作品が割合ヒットしたのでこれも読んでみたが・・・
どうなんだろう、この小説。
全体がちぐはぐという感じがしてならなかった。
よしもとばななの小説って、その時の自分の心持におおいに寄り添えばオッケーな小説で、そうではない時にはかなり読みがたく辛い小説になるという気が改めてした。
姉妹のだらだらとした今までの人生を語る会話を楽しめる人は吉の小説だと思う。

一種のファンタジーとして読めば、どん子とぐり子という姉妹の名前に引っ掛かることもないのだろうが、まずここで、何だろう?と思う。
更に、この二人が一種ボランティアっぽい人生相談をメールで受けていて、これが相談内容も相談内容と思うけれど、それに対しての答えが、あまりにありきたりだ。
この人生相談の話が小説全体にどう関わってくるのかも見えてこない。

途中で麦君という人のエピソードが出てくるけれど、これも実に唐突だ。
だからファンタジーなのか?(よくわからない)
この麦君がこんなに重要な人物と言うのが最後まで把握できなかった。

そして夢・・・
夢が何かの暗示とか死の予感とか・・まあわかるのだが、これもどうなんだろう。
私は、「間宮兄弟」がアウトだったので、その姉妹版みたいなこれもヒットしなかったのだろう。

(途中でのこれまた唐突な写真も、私には全く意味不明・・)