2011.01.15 マボロシの鳥
マボロシの鳥マボロシの鳥
(2010/10/29)
太田 光

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評価 3.6

色々なテイストがある小説だが、語り口が違うというのにまず慣れないといけない。
~です調と~だ調に。
星新一っぽいものを思ったり、海外SFの何かをふっと思ったりもしたのだが・・・・
読んでいるうちに、なんだか中学生ぐらいが思いつきで書いたような小説というイメージが途切れなかったのだった。
思いつきのその先に行くものが私にはどうしても見えなかったのだ。
911事件、沖縄問題という時事問題を色濃く混ぜられているのだが、そこがいかにも消化不良っぽい。
作者が何が書きたいというのがほのかに見えたような気もするし、それを書こうとしてもがいているような気もする作品だった。

表題作は、どうなのだろう。
魔人チカブーの大切にしていた鳥が飛んでいってしまう、という話と
その鳥が別の異空間に行ったと言う話とが織り交ぜられている。
これは、途中に「作者が首を突っ込んで色々語る」という場面がある。
ここがいかにもなんだか・・・であったのだった。
物語としてここでぶちっと切れるから。
手法として自分が出るというのはあるのだろうが、そこがどうなのだろう。

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荊の姫/タイムカプセル/人類諸君!/ネズミ/魔女/マボロシの鳥/冬の人形/奇跡の雪/地球発…