カササギたちの四季カササギたちの四季
(2011/02/19)
道尾秀介

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評価 4

真備シリーズっぽいテイストがある上にユーモアと言うおまけがついている。
ミステリで、リサイクルショップの二人の男性と一人の女の子の中学生、の物語だ。
リサイクルショップカササギの華沙々木店長が探偵役だ。
「あとほんの一歩なんだ
チェックメイト」
この二つの台詞とともに軽やかに推理して謎を解く。
いつもぱっと推理を思いつく。
いわく、ブロンズ像が焼かれた謎とか
いわく、神木につけられた傷の謎とか
いわく、指輪を飲み込んだナマズの謎とか
いわく、貯金箱を壊した子どもの謎とか・・・・

ところが真相は別のところにあり、それを見抜くのが実は日暮という男だ。
だから必ずどの話も最後の方で二重の謎の返しがある。
軽く読んでいくのにいいミステリなのかもしれない。

・・・
なのだが。
ユーモアって実に合う合わないがあるのだと思った。
私にはこのユーモアは合わなかった。
また何より探偵役の店長がなぜこんなにハイテンションでエキセントリックに物事を推理していくのかという中心部分が全くわからなかったのだ。
謎も二重の返しがあるというものの、それほど驚きもない。
着地点があくまで気持ちのいい場所におちる、というところがあるからだろう。