シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエットシェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット
(1996/04)
W. シェイクスピア、William Shakespeare 他

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評価 4.8

松岡訳を読んでみて、こんなに猥褻だったのか、言葉が、というのにまず驚いた。
これが既存の訳でどうなっていたのか忘れてしまったので、そこを読み比べたいと思ったものだ。
特にジュリエットの乳母像が思った人間と全然違っているのだが・・・・

話はわかっている話、と思っていたが、再度読み返してみると色々と落ちている部分があった。
最初からストレートにジュリエットへの愛を捧げているわけでもなく、最初は全く違うロザラインという女性に愛を捧げているロミオ。
愛の言葉を惜しげもなく述べまくっているロミオ。
これがころっとジュリエットに変わるというところが随分勝手なものだなあと思ったりもした。
恋に恋しているのだろうが・・・
そしてそれに対して周りの人間は言われないものだから、いつまでもロザラインだと思っている。
ここのギャップと言うのがまた面白い。
そして周りが知らないのもあって、これが両家の決定的な死傷事件にも発展していくというのがあるのだと改めて思ったのだった。

どちらかが死んだという誤報で片方が死んでしまう。
これが究極の悲劇であり、読みどころであるだろう。