15のわけあり小説 (新潮文庫)15のわけあり小説 (新潮文庫)
(2011/04/26)
ジェフリー アーチャー

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評価 4.9

面白かった。
オー・ヘンリーのようにオチというのが純粋に意外なものも多いし、ちょっとした人生の物語といったものもあったし、様々な趣向で様々に楽しめたのだった。

この中で女王陛下からの祝電は、自分の時の100歳の時に女王陛下から電報をもらった爺様が、奥さんの時に来ないと文句を言ったら・・という話でラストがほんのり笑える。
ブラインドデートは、私はとても意外なオチだった。言われてみればああそうかと。

一番面白かったのが、人生を思わせるメンバーズ・オンリーだった。
一人の男の人生というのが浮き彫りになっていて読んでいてとても楽しい。
満室?も、満室と断られた男がホテルの女性に誘われたというところから話が始まり、ラストの一言までぐっと引っ張っていくところが楽しい。
外交手腕のない外交官はいかにもこういう話ってありそうだなあ・・と思っていたら(領有権問題)よく見たら、実際の話から作った話というのだから、煮た話が実際にあったのだろう。
人は見かけによらず、は、やや、最初からわかる話。

きみに首ったけ/女王陛下からの祝電/ハイ・ヒール/ブラインド・デート/遺書と意志があるところに/裏切り/「私は生き延びる」/並外れた鑑識眼/メンバーズ・オンリー/外交手腕のない外交官/アイルランド人ならではの幸運/人は見かけによらず/迂闊な取引/満室?/カーストを捨てて