日々のあれこれ 目白雑録4日々のあれこれ 目白雑録4
(2011/06/17)
金井美恵子

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評価 4.9

相変わらずの金井節が冴えまくる。
サッカーに、日本の現状に、日本語に、作家に、映画に舌鋒鋭く切り込んでいく。
笑ったのは、橋田寿賀子のあとのカッコ書きのところだった・・・
文学全集恐竜説とか、大病院の待合室の一こまとか、矢内原伊作のジャコメッティの作品論から、アンネナプキンの話から、それはそれは読ませる。

またタイガーマスクのランドセル(なんて昔のことに感じられるのだろう・・・)は、(ああ・・いいことには違いないが、これが私の微かに感じていた違和感だったんだ)と眼を見開かされる思いだった。
そして後書きは、311の地震後の文章だがここにも金井美恵子らしさが現れている。
反骨精神万歳、と言いたいところだ。

後藤明生の笑坂を読んでみたい。