2011.12.02 本の寄り道
本の寄り道本の寄り道
(2011/10/08)
鴻巣 友季子

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評価 4.9

読んでいて、読んだ本はそれなりに色々と思い出し楽しめ、未読本は読んでみたいなあ・・・とそそられる書評集だった。
期間が2004年と古いところから始まっているので、当時読んだ懐かしい本とかがたくさんある。
この本で取り上げている本と、私が読んでいる本とが寄り添うように並んでいるのでそこもまた読んでいて快感でもあった。
ジェインオースティンの読書会、イラクサ、観光、キップをなくして・・・・
評が的確であり、この本でこういう本を想起する、と出す本もまた的を射ていて、ある種の広がりを見せる書評州だと思う。
日本の本も海外の本も満遍なく読んでいて、どちらも質の良い読書で読んでいて実にそそられる。
折々に挟まれる巧まざるユーモアもふっと感じられ、全体にとても好感が持てたのだった。

何回か取り上げられている辻原登は未読本も多々あったのでもっと読んで行きたいなあ・・・と思ったのだった。
小野正嗣も面白そうだし、

・・・
ただ、これは書き方の癖なのかもしれないけれど、文章の中に「  」(かぎかっこ)が多用されているのでそこが私には引っかかった。
そこで文章がぶちっと切れて読めるのだ。
本のタイトルとか言葉とかは仕方ないものの、その他のところはいかがなものなのか。