2012.01.22 3.15卒業闘争
3・15卒業闘争3・15卒業闘争
(2011/11/28)
平山 瑞穂

商品詳細を見る


評価 4.8

面白いと言うのが憚られるのだが、面白かった。
明るい学園生活の青春物ではない。
そもそも学園生活ではあるものの、ここにいる生徒は50代のオジサンもいるし、主人公ですら30歳と言っている。
そして極めつけは卒業できない中学校なのだ。
なぜ?
この世界は何?
しかも途中で軍隊が出てきて、どうやら戦争があるのに誰も知らない。
途中で主人公の両親すら見えなくなって、その両親が本当の両親かどうかもわからなくなってくる。


ただ、ラストが全てがクリアーにされないで終わるのが非常に勿体無い。
この怒涛の世界観というのが何なのか、というのをせめて出して欲しい。

以下個人的覚書(ネタバレ入り)
(ここはどうやら現代世界とは違うらしい。
不適格者というのがいて(友達のお父さんがそうだった)、しかもこの中学校はなぜか大人が入り混じっている。
永久にこの中学校からは卒業できない
戦争がどこかで行われているらしいのにそれを知っている人が少ない。
しかも禁断の「先生と同棲」をしている主人公だが、主人公自体いい年齢の大人なのでここもまた屈折している。
同級生(といっても年下の女性)がこの世界の仕組をやや知っているようだ。
どうしようもない暴力教師を殺す会社というのを作った主人公だが、ここに集まってくる中学生達がどうしようもない。

路上にあるコフィン(棺)とあるものが最初に主人公が寝る場所になるのだが、その意味が後半でわかる。)