2012.03.09 怪談
怪談怪談
(2011/12/15)
柳 広司

商品詳細を見る


評価 3.9

微妙・・・だった。
ハーンの怪談を元に現代版ミステリにしているのだが・・・・

全体にミステリとして予測可能という感じがしてならなかった。
また怪談を期待しないで読まないとならない。
これはミステリだから。
不可思議な出来事に論理の説明があるけれど、唯一違うのが、むじな。
これは怖さのループが続いていく原作のむじなの怖さが出ていたように思う。
でもミステリとして考えると、これはありなのか?という疑問も出てくる(特にろくろ首のオチと食人鬼の緑色の光の輪)
だから、論理ミステリなのか、はたまた怪談なのかというのが渾然としている感じが漂っていたのだ。
そこがあまり私の好みではなかったのだ。

雪おんな、は近づいてきた女性が偶然・・・という驚きが途中にある。
全体にかつての阿刀田高の作品を彷彿とさせられた。

・・・・・・・・・・・・・

雪おんな/ろくろ首/むじな/食人鬼/鏡と鐘/耳なし芳一