2012.03.14 傷痕
傷痕傷痕
(2012/01/12)
桜庭 一樹

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評価 4

きずあと、ではなく、しょーこん、だったか・・・
あるスーパースターの養女で、仮面をいつもかぶっている傷痕という少女がいる。
この少女の物語、と思っていると、色々な人が出てきて、話は色々な方向にぶれていく。
スーパースターがいかに出来上がったか。
スーパースターに憧れていた男女が知り合い家庭を持つということはどういうことだったのか。
スーパースターを食い物にした一家というのはいかに大金をせしめて行ったのか。
スーパースターが作った元小学校の巨大な遊園地の正体は何だったのか。

全てに明確な答えがあるわけではない。
そして読むと、冒頭の辺りですぐに現実のあるスターのことだ、ということに気づく。
この話の中で、妻の額の傷痕の話「孤島」が一番読ませたと思う。
読み終わって、傷痕という少女の輪郭が明確ではなく遠くに霞んでいるような気がしたのだが・・・・

にしても・・・・
限りなくラノベに近いと思ったのは私だけだろうか。
名前が傷痕というのもそうだし、スターの姉が孔雀!
更に、会話文が「!」と「っ」に満ちている。

以下ネタバレ
・マイケル・ジャクソンの話が下敷きになっている。