金色の獣、彼方に向かう金色の獣、彼方に向かう
(2011/11/16)
恒川 光太郎

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評価 4.1

異世界を描かせるととても巧い、と思っている作者の最新作。
この短篇集に関して言えば、鼬がひょこひょこと首を出し、不吉なものの象徴として出てくる。

読ませはするのだが、どの話も無理に作りこんだ話という感がしてならなかった。
つまりは乗れなかったのだ、この世界に。
死、あるいは異界を垣間見させてくれる小説なのだが、本当の意味での幻想というのとはまた違っているような気がした。
ホラー要素というのが色濃く出ているがそれもどうなのだろう・・・・

最初の話は
元寇の話ではあるけれど、ここに異世界をちゃちゃっと入れている。
これもつまらなくはないが・・・・・

表題作は、途中で夢というのが出てくるように全体に夢っぽい。
だからこの夢の話に乗れればオッケーなのだろうけれど、ここまた微妙なところだった。