2012.03.30 セッション
セッション ―綾辻行人対談集― (集英社文庫)セッション ―綾辻行人対談集― (集英社文庫)
(1999/11/19)
綾辻 行人

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評価 4.8

古い対談集(ほぼ1995年あたり)なのだがそれは考えた上でとても面白かった。
スタンスと言うのは変わってないからだ、それぞれの作家の。
しかもこの時点で、まだ宮部みゆきは理由を書いていない。
この時点で綾辻行人はAnotherを書いていない。
こうしてみると、作家と言うのは恐ろしいものだと思った、無から有を生み出すのだから。
この時点ではまだ彼らの頭の片隅にもしかしてあるかもしれない、と思ったくらいのものが形として世に出るわけだから、という感慨に浸ったのだった。

内容で面白かったのは、ホラーであれミステリであれ、誰がどういう作品を好んで読んでいたかという部分も実に面白かった。
推理小説というものの見方とか読み方もこの本で色々な方向から楽しめる。
宮部みゆきが岡嶋二人フリー管と言うのも頷けるし、
北村薫の占星術~に対しての言及も非常に含蓄がある。
山口雅也がアーティストドミノ倒し理論なるものを開陳するのもまた面白い(これを考えてみると、確かに作家で最初、漫画家を目指していたと言う人は実に多い)

ラストの西原の漫画で大爆笑した。
また、それを優しくフォローする国樹さんの漫画もまた。