村上朝日堂はいかにして鍛えられたか村上朝日堂はいかにして鍛えられたか
(1997/05)
村上 春樹

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評価 5

村上春樹エッセイを読むとなぜなごむのだろう。
何かで凹んでいる時でも、軽妙な村上エッセイを読んでいると、自分だけに話しかけられているような気がして、ふくっと笑いたくなる。
自分だけに、というところがポイントなのだろうか。
ほらね、こういうことがあるでしょう?こういう話があるから聞いてみる?と話しかけられている気分になるので安心するような気がする。

何度目かなので、内容的には覚えているものが多いのだけれど(特に全裸主婦の話題は強烈に覚えている)、この時から村上春樹のスタンス、というのは変わっていないのだと思う。
世界に対する自分の立ち位置、作品が売れていくと言うことに伴っての何らかの思い、社会への思い、そして彼いわくの「小確幸」。
原点を見る気がした。