2012.05.09 化けて出る
千葉千波の怪奇日記 化けて出る (講談社ノベルス)千葉千波の怪奇日記 化けて出る (講談社ノベルス)
(2011/11/08)
高田 崇史

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評価 4

このシリーズ、たまに無性に読みたくなることがあるシリーズだ、根をつめてではなく。
ただ、これに関しては、パズル要素が少なくなっているのと、ぴいくんが大学生であるのと、更に、怪談要素と推理小説のドッキングになってしまったので、なんだかそこが物足りなかった(というか腑に落ちなかった、いったい推理小説と怪奇小説とどっちだったんだ?)
千波君がぽっちりとしか出ない、というのはどうしてだろう。
ぐだぐだの女の子たちとの飲み会なんてどうでもいいから千波君を!と思ったりした。


相変わらず「ぴいくん」はなぜぴいくん、と千葉千波君に呼ばれているかはわからない。
目を皿のようにして毎回見るけれど、今回もわからなかった。
そして倣岸不遜な慎之介とぴいくんが「ちの利」という居酒屋で集まって、謎を語り合う。
大学生の(それものんきそうな)楽しげな様子、強い女の子の古都里ちゃん、一言しかほぼ発さない海月ちゃんも加わって、学校の七不思議を高校生の千葉千波君が解き明かしていくと言う趣向だ。

千波君の推理というのはとても納得する。
それなのに、そのあとにぴいくんが(怪談から落っこちたために落っこち君と言われているのに噴いた)もう一つの怪異の真相というのを語るのだがここが惜しい。
惜しいと言うかなくてもいいぐらいに思った。
あと女の子二人が魅力的ではないのも決定的と思った。
体が丸い形の古都里ちゃんの厚かましさといったら・・・お前がそんな生意気なことをぴいくんに言うな!と思ったものだった(ぴいくん贔屓なもので)
海月ちゃんの言葉の発し方も笑わなければいけないのだろうが、あまり笑えない(この子もなんだか・・・)

千波君をもっと前面に出してほしい。
パズルがもっとほしい。