パラダイス・ロストパラダイス・ロスト
(2012/03/24)
柳 広司

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評価 4.4

面白いのだが、最初のこのシリーズの興奮が少ないのは、おそらく慣れたので大逆転があるだろうと言うのが予測できてしまうと言うことと(中身はわからないにしても誰が、というのは見当がつく)、もう一つは結城中佐の出番が黒子になってしまったことだろう。
後ろ側には見える。
そして実際に登場の場面もある(回想などで)
けれども実際に結城中佐が出てくる場面が少なく、D機関の鍛え上げられたスパイたちの活躍に焦点が当てられているので、結城ファンとしてはちょっと寂しかったのだった。

最後の暗号名ケルベロス前編後編はなかなかに読ませた。
と思うと同時に、その人の性癖って、そんなにスパイ活動中も抑えられないものだろうか、というのもまた思った。
また、誰が殺したかと言う部分で、片方が気をつける人間だったので間違わずに殺しが出来たけれど、もし片方がそうではなかったら、と言うのも思ったのだった。

以下ネタバレ
・クロスワードパズル、にはまっていて、絶対にそれに口を出すというのはスパイ活動中にも抑えられないのだろうか。
・毒殺されたのだが、それが、片方がD機関のスパイだったので用心深く自分のグラスを取り上げたが、もし荘ウ言う人でなかったら、と言うのを思ったのだった。