ハンガー・ゲーム(上) (文庫ダ・ヴィンチ)ハンガー・ゲーム(上) (文庫ダ・ヴィンチ)
(2012/07/06)
スーザン・コリンズ

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ハンガー・ゲーム(下) (文庫ダ・ヴィンチ)ハンガー・ゲーム(下) (文庫ダ・ヴィンチ)
(2012/07/06)
スーザン・コリンズ

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評価 4.4

面白いか面白くないか、にわければ、一気に二巻読んだのだから、面白かったのだが、腑に落ちないことだらけだった。
そう思ったら、これは序章なのか。
このあと続くのか。
そこに期待したい。

いきなり異世界が示される、そこは首都キャピタルがあって、それが12地区を支配していて12地区もまた階層別になっているという世界らしい。
どうやらこの前に何かがあったらしく、アメリカとか各国が滅びたらしい。
そしてキャピタルの酔狂(としか思えない)のために
「映像が追いつつも」12地区の代表が戦い抜いて生き残りをかけるゲームが始まる。

解せないのは、世界観が最初に確立されていないので
最後まで読んでも、(なんでこうなったんだ?地球は?そもそもここは地球なのよね?)という疑問が拭い去れない。
ハンガーゲームそのものも唐突に投げ出され、やらねばならないもの、の位置だけれど、これも納得できるようで出来ない。
落ちないのだ、全体に。

でもそうは言っても、サバイバルゲームの場面は実に面白く、木のうえで安全をとったり、味方を見極めたり、蜂の巣を上から落として下のものをかく乱したり、こういう時には水が一番必須になるんだなあというのを改めて思ったりした。
常に心で付きまとうのは
「これを全員が鑑賞している世界」
ということだ。
そして人為的にトラップが仕掛けられるのも、途中でルール変更が行われるのもそういえば腑に落ちないところだった。

最初のところで二人の男女が12地区という最低貧困地区から選ばれる。
この二人のタグぶりと愛も感じなくてはいけないのだろうが、ここはあまり私には思い入れが出なかった。