ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)
(2012/10/25)
櫛木 理宇

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評価 4.8

すごく楽しかった。
ホラー文庫なのに、青春物!
ホラー文庫なのに、甘い恋の行方が!
米澤穂信が出てきたときの青春物を思い出したりした。

オカルトありき、の世界観で、奇妙な出来事が全て何かの因果から出来上がった、つくりになっている。
そこが違和感感じるかなあと思っていたが、これが全く感じないどころか、なるほどこういうこともあるのだろうなあと奇妙に納得させられるのだ。

・壁に出る叫んだような女性の顔
・そこにいる人たちが全員引っ越すような事故物件らしきマンションの一室
・夢で出てきた人が告げようとしていたこととは
・自分とそっくりの人間があちこちに背中姿で出てくる・・・

謎も面白いのだが(全て超常現象系で片付けられるとはいえ)、キャラクターがとても魅力的なのだ。
こよりちゃんという美少女に憧れる草食系男子森司クンの姿がいとおしい。
大学のキャンパス内の様子も好感が持てるし、オカルト研究会の面々もまた一癖ぞろいでまた楽しい。

是非続編を作っていただきたい。
こよりちゃんがなぜ霊にとりつかれやすい体質なのか、それは意味があるのか、というところはまだ明かされてないのだから。