クラウドクラスターを愛する方法クラウドクラスターを愛する方法
(2012/10/19)
窪 美澄

商品詳細を見る


評価 4.1

ちょっと微妙でちょっと良い家族小説だった。
再婚した相手、そして実の母との関係性に思い悩む紗登子という女性の心の動きが最初はついていけなかった。
ついていけないというよりこの軌跡に辟易したといっていいだろう。
それなのに、途中の克子おばさんとのやり取りで一気にその気持ちがほぐれていく、というところが読ませるなあと思ったのだった。
叔母さんとのやり取りが非常に印象深くリアルでここで彼女も救われたと。
向井君という同棲相手(だった人)は、もう名前から某俳優をどうしても想像してしまった。
クラウドクラスターが積乱雲で、それが母というのは途中で出てくるのだが、それがあまりぴんと私には来なかった。

後半の小学生の少年少女の揺れる心の一作も、読ませると思った。