物語るあなた 絵描くわたし 萩尾望都 対談集 1990年代編物語るあなた 絵描くわたし 萩尾望都 対談集 1990年代編
(2012/11/30)
萩尾 望都

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評価 4.6

萩尾望都好きなら読んでみて損はないだろう。
1990年代の対談集なのでいささか古いのが難点だけれども。

こうして読んでみると、後にも先にも萩尾望都というのはいなかった特別な漫画家なんだと思う。
それは、彼女が描くきっかけになった手塚治虫にしても同じことなのだが。
両親、特に母親との確執(ゲゲゲの女房でようやく漫画化が大変だと言うことがわかったと言うのに笑った)の話も、イグアナの娘とかを思い出し、ぐっときたし、また昔一緒に絵を描いていた仲間の話にも心打たれたのだった。
氷室冴子の宗教的分析が非常に面白く、深く読み込んでいるんだなあ、本当に愛しているんだなあ萩尾望都を、と思ったのだった。

最後が東村アキコなのだが、東村が萩尾を尊敬と言う構図はわかるけれど、萩尾望都もとても認めていた、というのがいささか意外ではあった、好みの方向なんだなあと。