ヨーロッパの皇帝・国王200人 (新人物往来社文庫)ヨーロッパの皇帝・国王200人 (新人物往来社文庫)
(2013/01/15)
新人物往来社

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評価 4.8

滅茶苦茶感漂ってるのだが、とても面白く読んだというか眺めていた。
滅茶苦茶感は、肖像画の統一とかではなく、ある絵画の一部なんていうのもあるし、果てはアルチンボルドの描いた肖像画(肖像画といえるのなら)まであるのだ。
後半は現代の王様だけれど、ここは写真。
最後の最後までどこの出典か何の絵かというのは一切わからないと言うミステリぶりだ。
だから基本なんでもあり、で、肖像とその背景を楽しんじゃいましょ!のような本だが、これがまた面白い。

顔をじいっと見ていると明らかにこれは『長い顎の遺伝』とか『薄幸そうな顔の遺伝(実際薄幸が多い)』とかがわかる。
下に当時の状況が小さく出ているが、子供が男子でなかった場合の混乱振りがとてもわかるし、政略結婚であるのは当然として、こことあそこがくっつくとこういう世界勢力図もやや見えてくる。
全部カラーなので、文庫のお得感が大きく、何度も何度も顔を見ては
(王様でも幸福とは限らないのだなあ・・・・)
としみじみとしたのだった。