2013.02.21 リカーシブル
リカーシブルリカーシブル
(2013/01/22)
米澤 穂信

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評価 4.1

途中まで実に生き生きとハルカの学校生活が描かれていて好感が持てた。
学校生活に溶け込めるかの転校生の不安とか、そこに現れた一人の友人、家での事情がなかなか話せないハルカの気持ち、サトルという弟の無防備さとその不思議な能力、この場所での不穏な出来事の数々、タマナヒメ伝説、水野報告、高速道路誘致、連続死の事件、学校の先生が伝承を調べていると言う話、昔からの伝承・・・
私の好きそうなアイテムが転がっていたのだが・・・・

子供が辛い気持ちで動いていく話ってなんて辛いんだろう。
そしてこのラスト・・・
前半の伏線回収はラストのほうでなぜかというのが出来ていると思う。

家庭の事情である街に引っ越してきた二人の姉と弟。
馬鹿とお互いを言い合い、姉のハルカは血のつながっていない弟をバカサトルと言いながら愛情を持っている。
父と母が別れて、母の出身地に戻ってきたのだが、そこは何かに触れてはいけないという不穏な雰囲気のある土地だった。
そして弟のサトルが未来が見えると言い始める・・・・


ただ、好みか好みじゃないかと言ったら、私には好みじゃない、と言っていいだろうか。
きっとものすごく好みの人もいるだろうと思う。

以下ネタバレ
母親が普通の母親以上にいい人っぽかったのに(ハルカの実の母ではない)途中から、ぐいっと変わって、働けっぽいことを言い始めるあたりがとても怖かった。