ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
(2011/03/25)
三上 延

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ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
(2011/10/25)
三上 延

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ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
(2012/06/21)
三上 延

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ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
(2013/02/22)
三上 延

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評価 4.8

まとめて読んでみた。
古書、にまつわる謎と、栞子さんという古書店主の若い女性と五浦君という若い男性のほのかな恋物語が絡んでいく物語だ。

どの話にもあるキーの本があり
それはバージェスの時計仕掛けのオレンジであったり、太宰治の晩年であったり、ヤングのたんぽぽ娘であったり、漫画のユートピアであったり、乱歩の作品だったりする。
それらが調和して話に盛り込まれ、本が好きな非常にコアな人にもヒットするし、本は普通程度に好きと言う人にもこれを読んでみたい!!という気持ちにさせられるのだろう。
だからヒットしているのだと思う。
加えて男女二人のキャラクター設定も好感が持てるのだ。
本のことのみ饒舌な栞子さん設定(他の事はなんだかうぶという設定にもどきどきする)、深みはないのだけれど直情型のまっすぐな瞳を持つ五浦君の二人が徐々に近づいていく姿も好ましいし微笑ましい。

栞子さんの家の複雑な家庭事情も含めて次巻が出たら是非読んでみたい。

4は、乱歩のみの長編になっていたが、乱歩の作品を上手に随所にちりばめて(特に人間椅子の使い方が良かった)本に対する愛が感じられた。

ただ。
五浦君が本が読めない、と言う設定がなんだか違和感があったのも事実だ。
本を読むのが好きではないぐらいでいいのではないかとずうっと読んでいて思っている、だってこの人は学校生活を送ってきたわけだから。