2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4630ページ
ナイス数:202ナイス

ヨハネスブルグの天使たち (Jコレクション)ヨハネスブルグの天使たち (Jコレクション)感想
落ちていく女性のロボット歌姫DX9というのが実に絵になっていて、それで短篇が繋がっていきます。D最初と次が一番良かったかなあ。ツインタワービル崩壊の再現と言う大胆な話にぞくっとしました。
読了日:6月30日 著者:宮内 悠介
オール・クリア2 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)オール・クリア2 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
最後まで読んで、胸打たれました。もうこんな読書体験をさせてもらってありがとうございます、と作品にひれ伏したい。下手な推理小説よりも伏線ががちっとはまっていって、なんでこうだったのか、というのがどんどん開いていく怒涛の巻でした。アルフとビニーの悪童二人にも常に笑わせられたし、サー・ゴドフリーとの別れの場面でぐっときたし、戦時下の必死で生きている市民達にも感動しました。何といってもアイリーンの決断に涙。そしてラストのラストで衝撃が。素晴らし大団円を迎えたと思いました(ちょっと可哀想な所もあるけれど)
読了日:6月30日 著者:コニー・ウィリス
オール・クリア 1(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)オール・クリア 1(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
ブラックアウトから待ち望んでいたオール・クリア。2が出るのを待って連続で読みました。面白い!1では、相変わらずもとの世界に帰れない三人の右往左往ぶりとすれ違いにややいらっとしながらも、それぞれが戦時下で懸命に生きている人たちと接触しその中に入る姿に心打たれました。にしても、どこにネットが開くのか!ダンワージー先生は一体!そして何といってもVEデーのアイリーン目撃話が非常に心に残りました、どうしたんだろう?アガサ・クリスティーがちらりのおまけもまた!(2に続く)
読了日:6月30日 著者:コニー・ウィリス
罪の余白罪の余白感想
湊かなえの告白系の話を弱くした感じかなあ。教室内のヒエラルキーがあって、そこで一人の少女が飛び降り・・・・読ませます、さくさくと。 母を亡くした娘と父の濃密な交流、二人の親友と言える少女の気持ちなどは読ませました。 ただ、あの感情がわからない女性早苗はただの対比なのかしら(感情に振り回される少女達との)?そこがわかりませんでした、もっと役割があると思ったのですが。 更に、この魚はどういう・・・・? 更に更に・・・ 読ませる力はとてもあると思うので、次におおいに期待しています。
読了日:6月23日 著者:芦沢 央
聖なる怠け者の冒険 挿絵集聖なる怠け者の冒険 挿絵集感想
楽しかったーーー!全編カラーで絵も美しい。しかもそれぞれの絵に、森見さんとフジモトさんのコメントがちょこちょこ載っているのがまた楽しめる、くすりとしながら読みました。 だけど新聞連載とこの小説は全面改稿なので、これ単品で読むのがいいのかも、または小説を最初に読んで頭に入れてからこれをぱらっと見るのが良いのかも。 アルパカの絵が最高だと思います。
読了日:6月23日 著者:フジモトマサル
白雪姫には死んでもらう (創元推理文庫)白雪姫には死んでもらう (創元推理文庫)感想
閉鎖的なお互いを監視しあっているような村、権力者のいる村、口を噤む村。この村が大変怖かったです。沈滞したこの村の中でアメリーの元気の良さがいいスパイスになっていました。 冤罪で刑期を終えたトビアスの高校時代の姿が徐々に浮かび上がってくる所も、この事件全体の根幹に結びついているように思いました。
読了日:6月23日 著者:ネレ・ノイハウス
シンドロームE(下) (ハヤカワ文庫NV)シンドロームE(下) (ハヤカワ文庫NV)感想
ちょっとホラーとかオカルトっぽく思われがち(表紙も感じも)なんだけど、実際はすごくすごく綿密なスリラーとサスペンスに満ちた物語だと思います。 ここではシャルコ(警察官)が幻影を見て、心の傷が深いのもまた特徴。映画の謎はフランスの歴史の闇にも迫っていき、そこらもスリリング。 ものすごく気になる素晴らしいラストでした(が、私は逆に読んだので、そこが残念無念・・・涙)
読了日:6月23日 著者:フランク・ティリエ
シンドロームE(上) (ハヤカワ文庫NV)シンドロームE(上) (ハヤカワ文庫NV)感想
衝撃的な話で始まり(ある映画を見て失明する)、そこからその映画は何だったんだ!から始まり、二人の警察官がそれぞれ追っているもの(一人は映画の方、一人は5人もの脳髄眼球を抜かれた殺人事件の方)から徐々に重なり合っていく姿が心打ちます。 映画の光と闇の部分も非常にたくみに描かれていて、読ませます。
読了日:6月23日 著者:フランク・ティリエ
GATACA(下) (ハヤカワ文庫 NV テ 9-4)GATACA(下) (ハヤカワ文庫 NV テ 9-4)感想
一気読み。ジャングルの中に入っていく緊迫した場面も忘れがたいし、シャルコとリューシーの二人の苦悩が絡み合いもつれ合い、そのあたりも単なる背景だけではなく、作品全体に奥行きが出ていました。 なんといっても、純粋に読んでいて面白かったということの一言。 ただ、私は逆に読んだので(シンドロームEをまだ読んでなかった)そこが残念でした。序文で作者がここからでも問題はないと書いていて確かに問題はないかもしれないけど、絶対にシンドロームEから読んだ方が得策です。
読了日:6月23日 著者:フランク・ティリエ
GATACA(上) (ハヤカワ文庫 NV テ 9-3)GATACA(上) (ハヤカワ文庫 NV テ 9-3)感想
素晴らしかった!人類学、遺伝学、DNA、ネアンデルタール人、左利き、アマゾンの闇、暴力の連鎖の遺伝性、ともう面白い話てんこ盛りでした。 盛りだくさんなのに話が散逸していません。
読了日:6月23日 著者:フランク・ティリエ
明日の空 (創元推理文庫)明日の空 (創元推理文庫)感想
一章の瑞々しい高校生活(恋あり友情あり)の描写と、二章が?の繋がりであり、そしてラスト、ああ・・・だからか・・・というのがわかって一章をもう一度読み返しました・・・そうかそういことだったのか。 読みやすい青春ミステリ。 なんですが、私は山崎君(行動)がよくわかりません、ここまで?と思っちゃいました。すみません心が穢れてしまった人間なので。
読了日:6月23日 著者:貫井 徳郎
ボランティアバスで行こう!ボランティアバスで行こう!感想
前作も良かったのですが、これも楽しめました。最初の話で、普通に日常の謎を解いていく話、と思いきや、ラストで別の光景が見えてきた時、大変驚きました。ああ・・あれもこれもこういうことだったのか!震災の話って書くのが難しいと思うのに、そこもクリアーしていると思います。
読了日:6月11日 著者:友井 羊
コリーニ事件コリーニ事件感想
長編も大変面白く読みました。声高ではなく淡々と語られる小説ながら、こちらにぐいっと迫ってくる何物かがありました。法廷場面が秀逸で、辣腕弁護士と新米弁護士との攻防戦が緊迫感があり非常に読ませました。 また新米弁護士ライネンの子供時代もまた美しく描かれ、美しさゆえに遠くに霞んだ夢のようにも思えました。
読了日:6月2日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
わたしたちが少女と呼ばれていた頃 (碓氷優佳シリーズ)わたしたちが少女と呼ばれていた頃 (碓氷優佳シリーズ)感想
良かった!!!!あの碓氷優佳の高校生時代というだけで読むのがわくわくしますが、もし彼女を知らなくてこの本が最初でもそれはそれで楽しめる本だと思います。 女子高生の揺れ動く思い、そこにある小さな日常系の謎、彼女達の会話の数々・・・・冷静で頭脳明晰な碓氷優佳ですが、やっぱりこの頃は高校生・・・と思っていたら、最後で、え!!!(このラストの驚愕も大変面白かった!) 切なくほろ苦いラストでした。 惜しいのは、これもっと続けて欲しかったなあ・・・ということです。これで終わりなのですよね?(涙
読了日:6月2日 著者:石持 浅海

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