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2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3070ページ
ナイス数:147ナイス

鸚鵡楼の惨劇鸚鵡楼の惨劇感想
ご・・ごめんなさい・・イヤミスは嫌いではないのですが、この話はかなり苦手分野かも。心理状態でじわじわ押して行くようなイヤミスはともかくも、設定が・・・。あとトリックがダブルである種の同じ(類の)トリックと言うのもいかがなものかと。詰め込みすぎのような気がしました、内容的に。
読了日:10月31日 著者:真梨幸子
死神の浮力死神の浮力感想
とても好きな死神シリーズでそれは千葉を楽しみにしておりました。そしてそこは楽しみ、今回は長編ということでそこも楽しんだのですが。いかんせん、人が一人死んでいるのです、しかもわが子。その一点で、しばらく時間がたとうとも軽口がいえるわけもなく、かなりの違和感でした、私には。 話そのものは非常に面白いし、千葉も相変わらずだし(好きだ)、なのに、軽口と死者というのがあまりにそぐわないと思いました。
読了日:10月31日 著者:伊坂幸太郎
わたしのリミットわたしのリミット感想
帯で全体がすぐにわかるのですが(普通の松尾由美の読み手だったら)、わかっていても知らないふりで読んでいくというのもまた乙なもの。ある日お父さんが突然に家出、残された娘は家の中にもう一人の女の子がいて、しかもその子を病院に連れて行かなくてはならないらしい。 この話、いくらでも批判することはできると思うのです、甘いのでミステリとしては(と、「あれ」方面の話としても脇が甘い)。けれど、このほんわか感は、私は好きです、途中途中の日常のミステリも楽しいし。ただパジャマの話は最後まで真相を語ってほしい気もしたけれど。
読了日:10月4日 著者:松尾由美
教場教場感想
なじみのない「警察官になるための教場」での出来事なので、乗れるかなあと思っていましたが、見事にはまりました。教官との攻防、同級生との軋轢、そして自分自身との戦い。そこに小さなミステリが入り、白髪の風間教官が見通しよく小さなことから真実を喝破して行くのです(ジョーカーゲームの結城中佐を彷彿とさせる)。蟻穴がなんといっても印象深く、今でも耳が痛いです・・・うう・・・ ラスト驚きの出来事がそして待っていました。まだ風間教官のあれこれがクリアーになっていないので、続刊希望。
読了日:10月4日 著者:長岡弘樹
11/22/63 下11/22/63 下感想
なんて美しいラストなんでしょう!全てが集約されたラストのシーンで泣けました、だからこのシーンは重要だったのね・・・・(涙) 。主人公の煩悶もまた心打たれました。これって、タイムトラベルの物語であると同時に、強烈な愛の物語であると思いました。
読了日:10月2日 著者:スティーヴンキング
11/22/63 上11/22/63 上感想
タイムトラベルの物語。設定がきちんとしているので、それはそれは引き込まれます。ストーリーの展開が面白すぎて(そして怖くて)一気に下巻へ!
読了日:10月2日 著者:スティーヴンキング
リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)
読了日:10月2日 著者:梓崎優
ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言
読了日:10月2日 著者:原田マハ
紙の眼 (講談社ノベルス)紙の眼 (講談社ノベルス)感想
SFと不条理小説と恐怖小説が混合されたような感触の短編集でした。好きなテイストで、普通の日常からぽいっと別世界が開けるのが快感でした。ただ、オチがあるっぽいもの(濡れた喪服の一連の顛末など)よりも、まったく投げ出された感のある鉄柱などの方が(なんだかラテンアメリカ系の話みたい)、好みの度合いが強かったです。 あと一歩、何かがつんというものがあれば、更に更に高みにいけると思いました。
読了日:10月2日 著者:大山尚利

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