うたかたエマノン (文芸書)うたかたエマノン (文芸書)
(2013/11/13)
梶尾 真治

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評価 5

久々のエマノンシリーズと言うことだけでもテンションがあがりまくる。
NO NAMEのエマノン。
どこの時代、どこの場所にいるか神出鬼没のエマノン。
クールなエマノン。
髪の毛の長いそしてふっとアンニュイな姿を見せるエマノン。
地球が生まれてから三十億年の「記憶」を持つエマノン。
謎に満ちた美少女エマノンが今回はカリブ海に浮かぶ島にやってくる・・・・

今回の話、ヴェルヌの地底旅行を読むようでそこも山の探検も面白かったのだが、それにプラスされているのは、かの有名な画家ゴーギャンと、怪奇作家ラフカディオ・ハーンが一緒の場所で会っているという設定だと思う。
そしてハーンがこの時点ではまだ日本に行っていないで、そこここに、あの「怪談」の原型を拾っていく箇所も心わくわくした。

以前来たはずのこの島に来た理由はエマノンが記憶をなくしたということだった。
しかし確かに来た場所・・・
その記憶が最後の方で甦ってくるのだが・・・

ゾンビ渦巻く島で全員が見たものは・・・
そしてラストの感動シーンと読み応えがあった。
そしてエマノンシリーズ全体を読み返してみたくなったのだった。