モロッコで断食(ラマダーン) (幻冬舎文庫)モロッコで断食(ラマダーン) (幻冬舎文庫)
(2004/02)
たかの てるこ

商品詳細を見る



評価 4

以前読んだものを再読してみた。

モロッコに行って、そこで人と出会い(重要な人物とも出会い)、後半恋の話になっていくという話だ。
前半は、ある意味異常な事態の場所に行くので、それは面白い。
ラマダーンの特殊さ、そこに旅行者として混じっていく不思議さ。
モロッコと言う場所の特異さ、人々のわーーっとした感じ、場所の猥雑さとかもよく出ている。
そして一人心細く旅に出た著者が人と触れ合っていく姿にもとても好感が持てた。

が、後半はいかがなものか。
カスバの中の様子とかは面白い、こうなっているのかとか、トイレがこうなのかとかがよくわかるし食事風景(普通の)も特筆できる。
惜しいのは、個人的な恋物語に最後落ちていて、読む人が必ず
(自分がもてた話?)
と思わせてしまう書き方になっているところだ。
最初読んだ時にもここは同じことを思い、今回も思った。
同じ恋の物語でももうちょっと書きようがあっただろう。
これは若さゆえか。