2014.02.02 男性論 ECCE HOMO
男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)
(2013/12/18)
ヤマザキ マリ

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評価 4.7

これを読む前に、(ヤマザキマリの人生の来し方とか、彼女の男性遍歴とかそういうのが延々と続いていたらどうしよう・・・)と一瞬躊躇った。
何しろ、ヤマザキマリの考え方には興味があっても、男性遍歴とかその部分には興味ゼロだったから。
たまにこういうエッセイ系で延々とそれが述べられているのがあって、何度か痛い目にあっているからだ。

読んで、まったくそれは杞憂だということがわかった。
彼女の離婚結婚の顛末なども出てくるけれど、それはこの話の一部でしかなく、それよりも古代ローマの魅力的な男の話、古代ローマのあれこれが出てくる二章、
ルネサンスを起こした男たちの出てくる三章、
ジョブズ、安部公房まで出てくる四章以降、とその魅力は尽きない。
そうそう、こういうのが読みたいのだ、と思ったものだった。

ラファエロへの愛の綴られ方も好感が持てる。
そしてやはり須賀敦子は意識しているのだなあと思った。