2014.03.12 パインズ
パインズ -美しい地獄- (ハヤカワ文庫NV)パインズ -美しい地獄- (ハヤカワ文庫NV)
(2014/03/07)
ブレイク クラウチ

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評価 4.5

非常に評価が難しい本だ。
面白くないかといえば夜を徹して読むような本だと答えられる。
だけど、二度読みするかといえば、そこまででもないという気持ちもする。
ラストが私の思った方向とは全く違った、驚きの結末だったのだが、そこを受け入れられるかどうかでこの本の評価が決まってくるのだと思う。
私は、受け入れられるのだが、なんだかもやもやっとした感じが残る、消化し切れてないのか。
ツイン・ピークスをどうしても意識して読むので(作者もラストあとがきに書いてあるし)、街の不気味さの絵は浮かんでくる容易に。

シャマラン監督が映像化する(映画ではなくドラマらしい)というのがわかるような作品だ。
彼の「ヴィレッジ」などをふっと思うし、他作品にもこれに繋がりのあるような作品があるからだ。
誰しも見たことのある悪夢のような世界、それがパインズだと思う。

・・・・
まず最初に一人の男性が記憶喪失のまま猛烈な頭痛の元に、知らない病院で目覚める。
これがもう、ジャブリゾの作品を思うので、(ミステリなのかなあ・・・)という期待感に満ちて読んでいた。
病院を抜け出し街を探ろうとするが・・・

この不可思議な街はアメリカの典型のような美しい街だ。
でもそこに胡散臭さを感じる主人公がいて、ひっきりなしに訪れる謎の頭痛があって・・・

後半、ある生物が現れるあたりで(もしやこれはそちら方向?)とようやくわかってきた。

以下ネタバレ


前半から後半にかけてずうっとミステリとばかり思い込んでいたので、最後SFの方向に行ったので非常に驚いた。