2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3390ページ
ナイス数:253ナイス

許す力 大人の流儀4許す力 大人の流儀4感想
すっと心に入ってくる本。このシリーズ読むと必ずや何かを心に残してくれます、この本もそうでした。作者の思いが満ちている本。
読了日:3月31日 著者:伊集院静
パインズ -美しい地獄- (ハヤカワ文庫NV)パインズ -美しい地獄- (ハヤカワ文庫NV)感想
一回入ったら出られないある街。街の人達の不自然さ。街の不気味さ。そして自分と言う存在の心もとなさ。最後にも書いてありますが、ツイン・ピークスをばりばりに思いながら、ある街に囚われた男の物語を読み進めていきました。冒頭で、自分が誰だかもわからず病院で記憶喪失で目を覚ます、と言う場面で、(サスペンスか・・・)とそちら方向で読んでいったら、最後驚愕の方向に。やや力技ではありますが、こちら方向に来るとは思ってなかったので、え!と思いました。シャマラン監督のはドラマ、なのですね、映画ではなく。
読了日:3月31日 著者:ブレイククラウチ
〔少女庭国〕 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)〔少女庭国〕 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)感想
強烈に好きな部分と強烈に嫌悪の部分とが交錯する作品。しかし、話の作り方は私はとても好きで、一人の少女が起きたらそこはわけのわからない部屋の中で、次の部屋への扉を開くとそこにも少女が・・・というこの話だけでうっとりするくらいでした。誰が何のために閉じ込めたのか。そこはそもそもどこなのか。後半、開拓民、奴隷制、特権階級のくだり、大変面白かったのですが、なんせ基本に「あること」がなされているというホラー要素が、私には惜しいと感じられました。ここ、なくても話として十分面白いのだから。
読了日:3月31日 著者:矢部嵩
養鶏場の殺人/火口箱 (創元推理文庫)養鶏場の殺人/火口箱 (創元推理文庫)感想
養鶏場の殺人は実際の事件に基づいているようで、判決にコナンドイルが異議を唱えたそうですが、男女の愛憎のもつれの果て、のような、割合あるパターンと言えばあるパターンお話(だからますます読みやすい)。この話、養鶏場、というのがある一つのポイントになると思います、日常的に鶏を扱っているわけだから。著者ノートのラスト一行が怖かったです。 火口箱はどうしたって遮断地区を思いますが、小さなコミュニティーの村で起こった殺人事件を通して、アイルランド人への差別とか人々の暴走反応とか。ラスト、思い込みが怖いと思いました。
読了日:3月25日 著者:ミネット・ウォルターズ
春、戻る春、戻る感想
ほわんとした小説でした。自分より年下の男の子が、突然自分が兄だと名乗って出てくる、という怪しい出だしからは想像もつかないくらいの優しい小説。こういう小説、あってもいいなあ、ふわふわとした桜色のお菓子のような小説が。兄の謎よりも、兄を介して、姑、未来の夫になる人、家族、とそういう人達のある側面が徐々にほどけてきて、主人公さくらの心もぱっと花開いていく所が読ませるし、美しかったです。 謎を追い求めていく人にはちょっと物足りないかも。そういう小説ではないと思うから。
読了日:3月25日 著者:瀬尾まいこ
シェイクスピア全集 (〔14〕) (白水Uブックス (14))シェイクスピア全集 (〔14〕) (白水Uブックス (14))感想
必要があり再読。箱選びと肉を切って血を出すな裁判の二つのエピソードが非常に有名ですが、細かい所が読み直してみると大変面白い作品でした。そして差別に満ち満ちた作品だと言うこともわかりました。シャイロック、これだけ痛めつけられていて、しかも普段から馬鹿にされていて、現代の目から見ると可哀想。ポーシャのこれまた有名な慈悲論は、読みどころでした、相変わらず(裁判で滔々とシャイロックに慈悲をこう場面)。また最後の最後で指輪の行方をめぐってのやり取りは改めて読むとここまた非常によく出来ていて人間の心の綾が見えました。
読了日:3月20日 著者:ウィリアム・シェイクスピア
読み出したら止まらない!  国内ミステリー マストリード100 (日経文芸文庫)読み出したら止まらない! 国内ミステリー マストリード100 (日経文芸文庫)感想
とても好ましい本。この本のスタンスが好きでした、大上段に構えて教えてやると言う姿勢ではなく、こういう本があります、もしこれが好きだったら、この作家はこういう別作品があり、更に別の作家のこういう本もあります、とずんずんと教えてくれているところが。ミステリって人によって選ぶものって必ずや違うと思うのですが、極端に奇を衒っているわけでもなく古臭くもなく、少しだけずれているでも面白い本と言う選書具合が読みたいなあ・・・と言う気持ちをかきたててくれる本でした。
読了日:3月20日 著者:千街晶之
セラピストセラピスト感想
豊富な症例が欲しかったなあというのが私の印象。セラピストとクライエントの二人の関係が病を治す方向に向かわせたり別の方向に行かせたりと、いかに人の話を聞くという基本のことが重要なのかというのがよくわかりました。セラピスト本人も試されるのだなあと。河合先生の箱庭療法、中井先生への逆セラピーあたりが読ませました。前半やや難解でとっつきにくい部分があり(心理療法の歴史と実践方法)、後半2章が私は読みたい部分でありました。そしてラスト驚きました。
読了日:3月20日 著者:最相葉月
妻が椎茸だったころ妻が椎茸だったころ感想
不思議な物語が5編ありました。一番好きだったのがハクビシン。あまり知らない叔母が色恋沙汰から遠そうなのに男がいてしかもハクビシンを飼っていたと言う事実を突きつけられ・・・という話なのですが、その話をしてくれた人自体の存在が曖昧というのが面白かったです。
読了日:3月17日 著者:中島京子
北天の馬たち (単行本)北天の馬たち (単行本)感想
前半非常に楽しく読んだのですが、後半もやっとさん。一番もやっとしているのは、この二人の探偵がなぜここまでしたか(書いてあるのだがここが納得できない)というところでした。隠されていた秘密がもっと、えええええええええええーというような秘密だったらなあ・・・・
読了日:3月12日 著者:貫井徳郎
ゴースト≠ノイズ(リダクション) (ミステリ・フロンティア)ゴースト≠ノイズ(リダクション) (ミステリ・フロンティア)感想
クラスで無視されている幽霊のような生徒、という設定でどうしたってAnotherとかを思います。そしてある部分で女生徒高町からある秘密が暴かれた時、正直(またこれか・・・)と思いました。が!そのあとなのです、アクロバット級の驚きは。ええっ。私の見てきたものは?あれは?決して明るい話ではなく、心の奥底に沈殿するような話なのですが読ませます。ただ・・・主人公の名前は普通でよかったような気も。
読了日:3月2日 著者:十市社
その鏡は嘘をつくその鏡は嘘をつく感想
読みやすくはありましたが。
読了日:3月2日 著者:薬丸岳

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