2014.05.05 謎物語
謎物語―あるいは物語の謎 (角川文庫)謎物語―あるいは物語の謎 (角川文庫)
(2004/10/25)
北村 薫

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評価 4.8

(な・・なんだか表紙が変わっている・・・
私の持っていた文庫本は古いので、だからなのか・・・
内容のイラストは一緒なのだろうか、このブルーの挿画(謡口早苗作)がとても良かったので。)

全ての文学的なことに精通している作者が縦横無尽にミステリや落語や手品や俳句や子供の詩などを語ってくれている本だ。
本格ミステリについての言及もまたある。
この時点でまだ北村薫が書いていない本と言うのはたくさんある、だからこうした後から見た目、でこのエッセイを読むととても感慨深い、ここから生まれてきたのだなああの作品群が、と。
先日直木賞を取った姫野カオルコさんの砂肝の夢の話もとても面白く読んだ。
同じ項目で、狐になった夫人、もこのあと岩波文庫で再刊されていて(作者のアンソロジーにも入っているようだが)これまた面白い話なので、こうして解説してもらうと読んでいて楽しい楽しい。

帽子収集狂事件、日本殺人事件、南の旅北の旅、双児の姉妹、と東西を問わず物語を語ってくれている所もまた読みどころがある。