2014.05.11 幸せのコイン
幸せのコイン (中公文庫)

評価 4

幸せのコインはどこに・・・

コインが狂言回しになっていてそれを持った人達のちょっとしたハートウォーミングな短編集だ。
コインが最初の場面で煤けてしまっているコインなので特殊なコインでわかりやすい。
コインはわかりやすいのだが、どこに出てきたかというのがやや見えにくい話もある。
(これにはコインはあったっけ?)と思っているとさらっと出てきている。


どれもいわゆる「いい話」なので安心して読めるがその分意外性には乏しい。
エニシダの誓い、はテストの点数が悪かった子が良くなった、すわ先生と関係を持ったのか?テストの問題を見たのか?など色々な憶測が飛び交うが、違った。
これが、昔テイストの話でよかった、昔はよく会ったような気がする、こういうパターン
以前の問題集からぱくって問題を出すとか、以前のノートから問題を出すとか、更にもっと前の試験問題から問題を出すとかいうパターン。

ラストで今まで出てきた人達が一堂に会する、ここも楽しい。
この人はこの話で、この人は・・・と探っていく所も読ませどころだ。