ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はなぜ傑作か?: 聖書の物語と美術 (小学館101ビジュアル新書)ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はなぜ傑作か?: 聖書の物語と美術 (小学館101ビジュアル新書)
(2014/08/01)
高階 秀爾

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評価 5

タイトルがこれなので、最後の晩餐だけに特化しているように思いそうだが、中身は、それは西洋絵画の多岐にわたっている。
副タイトルにあるように、聖書の物語をわかりやすく語り、それに付随する絵をわかりやすく解説してくれる(それもいくつも)という有意義な本だ。
前作が
ミロのヴィーナスはなぜ傑作か?: ギリシャ・ローマの神話と美術 (小学館101ビジュアル新書)ミロのヴィーナスはなぜ傑作か?: ギリシャ・ローマの神話と美術 (小学館101ビジュアル新書)
(2014/02/03)
高階 秀爾

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これで、これも非常に面白く読んだが、今回は聖書に焦点を当ててとことん解説してくれている。

いつもながら、素人にもすぐに納得できるように、絵画と文章を並べてくれているのでありがたい。
絵画は、同一テーマを扱ったものを数点出して、その違いなども見て取れる。
全てカラーになっているのでその点も読み応えがある。
同じ受胎告知でもこれだけの絵画があるのだなあ・・・と堪能したのだった。
タイトルになった最後の晩餐もひとしお力が入っていて、プリミティブな形の最後の晩餐の絵から、ユダが一人だけテーブルのこちら側に来ているパターンの絵画に移り、そして色々あり、ダヴィンチの最後の晩餐に至ったという経緯を見ることが出来た。
また、この絵が残っている奇跡にも驚いたのであった。


(これだけの本なのに、146ページの5行目の「第五章」は「第四章」の間違いではないだろうか。
バテシバの不倫は第四章なのだから。)