時は乱れて (ハヤカワ文庫SF)時は乱れて (ハヤカワ文庫SF)
(2014/01/10)
フィリップ・K. ディック

商品詳細を見る

なんといってもこれが一番印象が残りました。
またディック熱が再燃するくらいに。

この中で「ずうっと懸賞を解き続けている男」がいるのですが、話の中で少しずつ違和感を感じていて、ある時にぐるっと世界が反転する、自分は誰だろう、立ち居地は何だったのだろう、このあたりの描き方がとても読ませると思いました。
世界って何?と改めて。


パラークシの記憶 (河出文庫)パラークシの記憶 (河出文庫)
(2013/10/08)
マイクル・コーニイ

商品詳細を見る

前作
ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)
(2008/07/04)
マイクル・コーニイ

商品詳細を見る


の続編ですが、これは単独で読むことをお勧めできません。
必ず前から読むことが必須かなあ。
なぜかといえば、前の話で謎、と思われたこと、なんで?と思ったことの全てがここに詰まっているからです。
SFであり、ミステリであり、若い恋愛であり、と色々な要素を含んだこの作品、大変面白く読みました。
地球人の設定が話を更に面白さ倍増させていました。

日本の方では
さよなら神様さよなら神様
(2014/08/06)
麻耶 雄嵩

商品詳細を見る

これは前作
神様ゲーム (講談社ノベルス)神様ゲーム (講談社ノベルス)
(2012/05/08)
麻耶 雄嵩

商品詳細を見る

を読んでなくても全く読むのには支障ありません。
読んでいたほうが(あ、鈴木君!)と思いますが、ミステリとしては特にこれのみでも成立しているので。

何しろ、最初に犯人はだれだれだよ、と断定されるのです。
おまけに、鈴木君は神様設定。
これだけだと、荒唐無稽のミステリっぽいのですが、いやはや度肝抜かれました、この整然としたミステリに。
ものすごくきちんとしているのです、語り手のことも含めて。
特に後半の数編が秀逸で、バレンタイン昔語りにはぞくっとさせられました。