2014.09.11 マウス
マウス (講談社文庫)マウス (講談社文庫)
(2011/03/15)
村田 沙耶香

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評価 3.8

なんだかこの世界が良くわからなかった、というのが本音だ。
二人の特徴ある少女が出てくるが、二人の依存性がちょっと怖い。
お互いをあまりに見つめすぎていて(しかも長期間にわたって影響を受けている)そこも怖い。
こういう関係性の二人の人っているのだろうが、把握しきれない。
更に、突出して周囲と調和できない折り合えない瀬里奈が、「おとぎ話のくるみ割り人形のマリーになると人格が変異できる」というのもよく理解できない。
精神的に問題があるのか?
外に何とかして向かおうと思っている律の姿も鬼気迫るものがある。

小学校5年生の律(りつ)は、臆病で人の目を気にして生きている。
このびくびくしている様子というのも、常に人の言うことを気にしている、家でも優等生を貫いているというのも、読んでいていらっとした。
どういう子なんだろう、この子は。

そして唐突に大学生になった変わらない律が、偶然モデルの卵になった瀬里奈と再会をする。
このあともまたわからない。
瀬里奈がこの年齢になってもまだくるみ割り人形というのは・・・・。