離陸離陸
(2014/09/11)
絲山 秋子

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久々の絲山 秋子作品が面白かったです。
ミステリとしての牽引力もあり、途中幻想のようなところもあり、読ませる力がありました。
単純に話が面白いのです。
過去に関わった女性が一体どこに行ったのか、というのが一つの縦糸になっていますが、一人の男の人の人生において消えていく人去っていく人死者というものを「離陸」と言うタイトルで巧くからめとっていると思いました。


連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集 (講談社文庫)連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集 (講談社文庫)
(2014/11/14)
連城 三紀彦

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最高の短編集を出してくれたと思います。
読んだものでも改めて結末がわかって読んですら、叙述の妙に酔いしれる、そういう小説を書いてくれる人でした、連城三紀彦は。
ラストの対談もまた素晴らしく、このシリーズ続けて行って欲しいなあと切に願います。

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もう年はとれない (創元推理文庫)もう年はとれない (創元推理文庫)
(2014/08/21)
ダニエル・フリードマン

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異端の刑事登場。
ナチの話があり、年老いた元刑事が出るというので、暗い話かと警戒しましたが、なんのその。
それはそれはあちこちで笑わせてもらえました。
そして老いたる元刑事の格好いいこと、ハードボイルドなのです、たまに色々なところに不具合が出るけれど。
目立たないけれど、この奥さんもまたやるな!の奥さんで、近所の人への口答えに大爆笑させてもらいました。

窓辺の老人 (キャンピオン氏の事件簿1) (創元推理文庫)窓辺の老人 (キャンピオン氏の事件簿1) (創元推理文庫)
(2014/10/14)
マージェリー・アリンガム

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こちらは草食系男子のような探偵さん。
あまり目立たないのです、キャラクター的には。
でも話がそれぞれ趣向が凝らされ、特に表題作のトリックと、各短編の名作に良く取り上げられるボーダーライン事件は善意の中で起こったある事件ということで非常に面白く読みました。

推定無罪〈上〉 (文春文庫)推定無罪〈上〉 (文春文庫)
(2012/09/04)
スコット トゥロー

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推定無罪〈下〉 (文春文庫)推定無罪〈下〉 (文春文庫)
(2012/09/04)
スコット トゥロー

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いまさら、なのですが、初めて読んでストーリーに引き込まれました。
この主人公の男サビッチの印象が、前半と後半の謎が全て解けるところで、がっと変わるのを堪能しました。
前半(どうしようもない男・・・サビッチ・・・)と思っていたのに、私はこの人の評価が変わりました。
だからか、と。