名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)
(2010/05/18)
中野京子

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評価 5

とても面白く読んだ。
あまりに面白く一回読んでもう一度再読してみたがやっぱり面白さは変わらない。
この本、全点オールカラーの絵が入っているのもゴージャスだ。
つまりは、名画を通じてフランス史を知る、ということになっているのだが、それぞれの絵から読み解く物語がそれはそれはブルボン王朝の誕生から消滅まで、血みどろに溢れているフランス史をざくっと読んでいける。
太陽王ルイ十四世を頂点としたブルボン家の歴史が読んでいるうちに自分の血肉になるといった感じすらする。

絵、の解説もあるのでその絵についても知ることが出来る。
またその絵について知る間に今度はフランス史も知ることが出来る。
だから一粒で二回美味しいのような本だ。

全てが「物語」の部分が非常に強いので、そこもまた読みやすいポイントだ。
ラスト、フランスの歴史の総括があるところで、きわめて短い文章だけれど、確かに日本人から見るとコウ思うだろうなあ・・・ということが書かれている。
そこもまた大きく頷いたのだった。