2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:6253ページ
ナイス数:327ナイス

ノア・P・シングルトンの告白 (ハヤカワ・ミステリ文庫)ノア・P・シングルトンの告白 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
嫌いではないし最後まで読ませる力もあるのですが・・・・。殺人犯とされて刑務所に囚われている死刑囚ノアのところに、殺された人の母親がやってくる・・・。徐々に紐解かれていくノアの過去とそして現在、そのあたりは読ませました。けれど、なんとなくですが、私の思った方向の話とは違ったような気がしました。
読了日:2月28日 著者:エリザベス・L.シルヴァー
新訳 ハムレット (角川文庫)新訳 ハムレット (角川文庫)感想
仰天しました、「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」の訳がはじめてなんて・・・。ということは、私は今までのハムレットでこの訳を脳内変換して読んでいたのでしょうか・・・。非常に耳に心地よく響く訳なので舞台にはいいなあと思いました。字面が美しい訳というのもまた存在して良いし、選択肢がたくさんあるのはいいことだなあと思いました。今回ローゼンクランツとギルデンスターンに注目していましたが、まあお気の毒でお気の毒で・・・・。
読了日:2月26日 著者:ウィリアムシェイクスピア
火星に住むつもりかい?火星に住むつもりかい?感想
とても面白い作品でした。テーマ的に重苦しい監視密告世界、拷問ありの世界、公開処刑のある世界、の話なのでどうしても読むのには時間がかかりますが、それを補って余りある作品でした。冒頭から全てが伏線となっていて、床屋談義、虫擬態の話、魔女狩り、拷問の方法、マジックミラーの逆版、と読みどころ満載でした。警察側の真壁が出てくるあたりから一気にスピード感が加速し謎の武器を操る「正義の味方」の正体が誰か、なぜ救うのに選ばれた人間がいるのか、とラストするすると絡まった糸が解けていくところが圧巻。偽善についても考えました。
読了日:2月24日 著者:伊坂幸太郎
ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館:シーズン1・2公式ガイドダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館:シーズン1・2公式ガイド感想
ドラマ大ファンなので舐めるように読みました。写真がきれいだし、上の世界(旦那様奥様)と下の世界(メイド下僕)がくっきりと分かれている英国貴族の館・・・。ただ、本を読んでいくと途中で話が写真にさえぎられ別の話にさえぎられ、飛び飛びになっているのがとても気になりました。あと語っている人が、役柄なのかその人本人なのか、というのが渾然となっているのでここもちょっとわかりにくいかなあ・・・。アメリカの大金持ちの娘とイギリスの貴族との結びつきが詳細に語られていたのでそこはとてもとても役に立ちました。
読了日:2月22日 著者:ジェシカフェローズ
洋子さんの本棚洋子さんの本棚感想
本について語るところは面白いと思いました。
読了日:2月22日 著者:小川洋子,平松洋子
ウィンブルドン (創元推理文庫)ウィンブルドン (創元推理文庫)感想
若きテニスのスター選手の友情ったら!。もうこの二人が爽やかでそしてイケメンっぷりったら(想像ですが、でもそうも書いてある)!キングはオーストラリアで何不自由ない暮らし、そしてツァラプキンはソ連からの亡命者、いう全く境遇の違った二人がお互いのテニスプレイに一目で魅了される、というところがとてもわかりました。バランス的に決勝戦までが長いのですが(二人でバイクに乗っていく場面も好き)、それが決勝戦のところでとてもきいてきます。タイプの違う二人の性格もまたこちらに伝わってきました。ラスト、まさかあれが!と。
読了日:2月22日 著者:ラッセル・ブラッドン
死と砂時計 (創元クライム・クラブ)死と砂時計 (創元クライム・クラブ)感想
夢中で読みました。架空の国の架空の終末監獄と言う独特の世界観溢れる設定なので乗れるかどうか危惧しましたがなんのその。この作者の作品の中でもっとも腑に落ちもっとも好きです。死刑囚ばかりが集まる監獄での特殊な事件があり、それをシュルツ老人(ホームズのような役割)とアラン(ワトソンのような役割)が解き明かします。謎解きが、宗教や独特の特殊状況の中の謎解きなので目新しくそして斬新で、度肝抜かれました、特に墓守がなぜ死体損壊をしたのかの真相は仰天しました。ラスト賛否分かれるでしょうが、ここも含めて私は大好きでした。
読了日:2月18日 著者:鳥飼否宇
名画とあらすじでわかる! 英雄とワルの世界史 (青春新書インテリジェンス)名画とあらすじでわかる! 英雄とワルの世界史 (青春新書インテリジェンス)感想
名画を通して歴史を知る、歴史の中の人物を知る、こういうのが私は好きみたいです。これもとても楽しんで読みました。各章の最初に男達がいた場所の地図があるのも嬉しいところでした。
読了日:2月18日 著者:
犯罪心理捜査官セバスチャン 下 (創元推理文庫)犯罪心理捜査官セバスチャン 下 (創元推理文庫)感想
面白さ続く!全員(証人、犯人は勿論、捜査官も)が大きな秘密小さな秘密を持っていて、それが徐々にわかってくるところ堪能しました。セバスチャンやるじゃない!と何度も彼の本領発揮っぷりにわくわくしました。また殺された少年像も、いじめのある学校から転校してそこでガールフレンドを作って、と言う姿から、二転三転していくところも読みどころ。そしてラスト全てが解決してやれやれと思いきや、どっかーんと驚くべき真実が!あらーーー(この中で種馬(笑)ハラルドソンがいい狂言回しになって彼が出てくるたびにくすりくすり!)
読了日:2月17日 著者:M・ヨート,H・ローセンフェルト
犯罪心理捜査官セバスチャン 上 (創元推理文庫)犯罪心理捜査官セバスチャン 上 (創元推理文庫)感想
楽しい!タイトルはセバスチャンだけれど、他の刑事さんも生き生きと描かれ、そしてまた小さな秘密大きな秘密を全員が持っていて、それがうまくかみ合っている小説だと思いました。協調性ゼロでセクハラ発言連発、セックス中毒のセバスチャンの変わり者っぷりもその心に受けたダメージがまだわからない段階ではなんだか・・・なのですが、あるところでわかった時に、ああ・・これなら・・・と非常に納得できるものでした。「あるよこしまな目的」のために復帰するセバスチャン。下巻に続く・・・
読了日:2月17日 著者:M・ヨート,H・ローセンフェルト
サンドリーヌ裁判 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)サンドリーヌ裁判 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
知的で美しく皆からも愛された妻を持った大学教授が、妻殺しで疑われた・・・大学教授の夫のいやーな感じが(常に見下しの目線)文章の端々からわかりました。そして過去の二人がいて、大学時代の二人の出会いから愛をはぐくむ様子、どうしてこの夫婦のうち夫がこういう風にねじくれてしまったのか、なぜ妻に小説を書いて欲しいと望むようになってしまったのか。殺したか殺さなかったかということよりも、人の心理状態の揺らぎのようなものを克明に描いている作品だと思いました。
読了日:2月17日 著者:トマス・H.クック
だから荒野だから荒野感想
最初の方の妻のむかつき(夫は勝手、息子達は輪をかけて勝手)が手に取るようにわかって大爆笑してました、お化粧を京劇とか言われた部分には特に!ぷいっと車で逃走していってしまってそのあとの夫からのメールにも(馬鹿だなあ~ここを言うか!)とゴルフクラブを取り戻すことしか考えていないところに大笑い。道中で起こる色々なことも面白かったんですが。次男がよくわからないのと、後半ちょっと違う感じになってきたのが残念無念です、後半こそが大切なところなのかもしれないんですが。
読了日:2月17日 著者:桐野夏生
復讐法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫)復讐法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
ドラマ化されたので再読。とても良かった。
読了日:2月17日 著者:ヘンリー・デンカー
禁忌禁忌感想
読みやすいけれど難解、というのが率直な感想です。文章は相変らず短いセンテンスで語られて、無駄な装飾の言葉は一切ありません。文字に色を感じる共感覚を持ったドイツ名家の御曹司ゼバスティアン・フォン・エッシュブルクの屈折した幼少時代、そして写真家としての大成のあと、若い女性の誘拐殺害で逮捕され法廷に立つことに・・・・。展覧会の後、彼があるものを持って狂気なのかと思わせる描写が卓越していました。そして意外な結末が。読者を翻弄させ混乱させる物語ですが、好き嫌いでいえば、好きな小説でした。
読了日:2月17日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
賢者の愛賢者の愛感想
ねじれきっている愛。相変らず巧くて読み終わりましたが・・・ただ・・・想像していたものとは大きく違ったかなあ。。タイトルから痴人の愛を当然思い浮かべるわけで、そして小説内でもこれに触れられ、「女性」が、「男性」の「直巳(ナオミ)」を小さい頃から色々な意味でこっそりと育てる、と言う話でした。こっそりは、友人の子供でかつ22歳年下であるから。なぜそれをしているのかというのがわかるところがスリリング。でも直巳(あと諒一も!)の心がよく見えなかったというのと、この文体が私は苦手かも。ごめんなさい。
読了日:2月17日 著者:山田詠美
予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
ミス・マープル物の中でも大好きな一冊。新聞の記事で予告の殺人が告げられ、そしてその通りに殺人が起こる・・・この物語、ラストの二つの意外性がとてもよく出来ていると思いました。読み返してみると改めて会話、人の考えの一つ一つにいろいろなことが含まれています。あと確かに悪いんだけど、犯人。ちょっと泣けるところもあるんです、実は悪い人じゃないところも。そのあたりの描写も秀逸でした。
読了日:2月2日 著者:アガサ・クリスティー
プリムローズ・レーンの男 下 (ハヤカワ文庫NV)プリムローズ・レーンの男 下 (ハヤカワ文庫NV)感想
第三部からの大技があまりにあまりで唖然・・・。これって・・・。私はすごく面白く読みました。既存の作品をいくつか思い出すけれど(そして本文中で作家にも言及しているけれど)それはそれ、これはこれ。一切の情報なしで読むことをお勧めしますが、一切の情報なし、だと、好みか好みじゃないかわからないところが辛いところ。ちなみに帯にジョナサン・キャロルとチャールズ・ユウのお言葉があります!(帯つきを買ったほうがいいと思います~)
読了日:2月2日 著者:ジェイムズレナー
プリムローズ・レーンの男〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)プリムローズ・レーンの男〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)感想
好き好き!最初から、正体不明の隠遁の男が出てきて殺され、指はミキサーでぐちゃぐちゃ、しかも手袋がたくさんある・・・どういうことだろうどういうことだろう?サイコパス?当然読み手はある予想を立てるのですが、全く違った方向に話が進んで行って・・・・。愛妻の死後、ペンを持つことが出来なかったノンフィクションライターが事件解決のため立ち上がるけれど、出てくる人出てくる出来事の色々なところに不思議な一致が・・・・ええええ!そして下巻に続く。
読了日:2月2日 著者:ジェイムズレナー

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