透明カメレオン透明カメレオン
(2015/01/30)
道尾 秀介

商品詳細を見る


評価 3.9

声が素晴らしくよいのだが容姿にあまり自信のないラジオのディスクジョッキーが
行きつけのバーでびしょぬれの美女と出会う。
美女が自分の声の大ファンと言うことがわかって彼のしたことは・・・彼女の殺害計画に加わることだった・・・


ミステリと家族愛とちょっとしたトリックと秘密と優しい嘘が織り交ぜられた作品だ。
いきつけのバー「if」で常連の人達と会うディスクジョッキーの恭太郎。
彼の物語がラジオの電波を通して語られる。
この冒頭のところで、名探偵コナンが謎解きをするときみたいに、「イケメンゲイの陰に隠れてその人の声を自分の声とする」というのはいくらなんでも無理がないか?
と思っていたらあっさりと見破られていた・・・そうだろう・・・

この物語が何かあるだろうなあ・・と思っていたらラストやっぱり、という展開であった。
一見すると陽気な話で、どたばたどたばたバーの全員が事件に巻き込まれながら、のような話に見えるが、ラスト違っていた。
ただ盛り込みすぎか、とは思う。
全体に作品の作りこみがあまりにあるせいか。