ぼくが映画ファンだった頃ぼくが映画ファンだった頃
(2015/02/15)
和田 誠

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評価 4.4

懐かしい映画満載だ。
和田さんが見ていた頃の映画の話がたっぷりと聞かせてもらえる。
プラス本の話もあって人生の三冊はこの人は何だろう、と思っていたら、実にこの人らしかった(麻雀放浪記、虹をつかむ男、ヘミングウェイ短編集2)

この中で映画と伏線の話のところがとても面白い。
ヒッチコック、ワイルダーからダイ・ハードまでを語っている。ワイルダー作品での小道具の使い方が出ていて、(あ・・・ここは気がつかなかった、もう一度そこを見てみたい!)と思わせる語り口だった。
ダイヤルMと見知らぬ乗客が両方テニス選手が絡んでいる話、というのも指摘されて、そうだった・・・と改めて思ったのだった。

気がついたこともたくさんある本だったのだが、なんせ出た時期が古いものもある。
あと初出が多分ばらばらなので、文体も統一されていない。
最後対談もあるのだが・・・
なんとなく雑多な感じがしてそこがちょっと惜しいなあ・・・と思ったのだった。(そこがいいところなのかもしれないが)