2015.04.11 ウェイワード
ウェイワード―背反者たち― (ハヤカワ文庫NV)ウェイワード―背反者たち― (ハヤカワ文庫NV)
(2015/03/06)
ブレイク クラウチ

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評価 4.9

ここで終わり!!!
ご無体な!!
あの人は一体?
あの人のミドルネームだったのか!!
この町は一体?
続きの3巻があることを知らなかった・・・なんということだ・・この半煮え状態で時間を過ごせと・・・

・・・
前作を読んでないとこれは全く楽しめない一冊だ。
前作の終わりで、これをどうやって次に続けるのだろう?と思った。
でも見事にこれは繋げている。
繋げているどころか、前作は「わけのわからない状態の怖さ」だったけれど、この作品は「わけのわかっている怖さ」に怖さ度が進化しているのだ。

ちょっとキングの作品のあれこれを思い出す。
一番思い出すのは、アンダー・ザ・ドームだけれど、あれとはまた切り口が全く違う。
もっともっとSFになっているし、もっともっと人の心理とかが残酷に動く。
現在だけではなく過去もまた関係してくるからだ。

祭りという行事が目に浮かんで怖い。

<以下前作を含めのネタバレ
触れないと何も語れないので。>


前作の終わりで、自分の同僚が消えた町に来てそこで目覚めたら普通の町に見えたが、実はそこは2000年先の未来で、全員が仮の生活をしていたと言う事実がイーサンにわかる。
更に、外の世界には、アビーと言う怪物が何千何万といて、入ってこないように電気を町の周りに流していると言う状況だった。

この作品で、ここを統治している人間ディヴィッド・ビルチャーと言う男がいて彼は反逆を許さない。
一見平和な街だが人々の間には疑問と諦念とが渦巻いている、なんせ監視されているし、結婚相手すら決められているし、子供は学校で何を教わったか言わせてもらえない完全なる統治国家になっているから。

イーサンは前の恋人ケイトたちが、ビルチャーの娘を殺したのではないかと捜査を依頼される、ビルチャーに。
イーサンはここでは保安官になっていたのだった、紆余曲折の上で。
そしてケイトたちを捜査しているのだが、実はビルチャー本人が娘を殺していたことが判明する。
そしてイーサンは反逆をするのだ、ケイトたちを裏切った振りをしてケイトと結び付きラストこの町を掌握する。

なのだが・・・
・まずこの外にいる男、はアダム・ハスラーであった(ミドルネームを書いてあったので最後わかって驚愕)
イーサンの上司だった男だが・・・
この人がテレサ(イーサンの妻と関係があったことを匂わせているがこれは一体・・・)

・最後、電気が切られるが、アビーに待ちの人は殺されたのだろうか。