評価 5

面白かった。
最後なんだか辻褄が合ってない気もするし、唐突、と思える場面もあったし、ジョーンズが途中でなんだか関係なくなった・・・なのだが、設定執筆当時のこの時代(1956年)で斬新すぎる。
最初のところでなんだかホビット族のような小さな人間が反乱を起こし外に出ようとしてばたばた倒れてしまうところが悲しくも可愛らしい、しかも彼らは放射能を浴びた変種だというのだから泣ける(後半で別の展開が待っている)

有象無象が集まるカーニヴァルに一人の奇妙な男がいた、
それがジョーンズ。
彼は個人の占いをするのではなく人類の未来を占うというのだ、それもきっかり一年先までを。
そして保安警察の捜査官が偶然彼を発見していた。
そして彼は政府の監視下に置かれる。
一方で太陽系には漂流者といわれる物体が飛来していた・・・・


ジョーンズの未来を見る能力について考えると果てしがない。
捜査官がジョーンズをカーニヴァルで発見したのも予見したのか。
彼が新しい組織の長になるのも予見していたのか。
二回ずつの人生を送っている、というジョーンズの内的心象が哀れを誘ったのだった。

以下ネタバレ
最初の所のミュータントの小人達は、放射能による変種ではなく
あらかじめ新しいところで過ごせるように作られた小人達だった。
なので、最後のところで金星に移住した時に普通に生きられる。
今度はここで逆にジョーンズ夫妻が隔離されたところに行くようになるのだった。