評価 4.1

細かく書かれていると思う、女子の内面とか女子同志の距離のあり方とか、家族のあり方とか、ブロガーのあり方とか。
学生の時に始まって、主婦になる人、キャリアウーマンで独身の人、両方をこなしている人、立場が違ってくればそれぞれ見えてくるものも違うだろう。
いや、その前に学生時代にうまく友達関係が築けなかった人というところにもスポットが当たっていると思う。
いわゆる女子のエリートと思われる志村栄利子(しむらえりこ)はいささか戯画化されているけれど、自分を押し通す自己主張の強い女というのはありえるのだろうと思う。
ありえるけれど、話として面白いのは、この人が、普通の何気ない主婦ブロガーの力の抜けたブログに目をつけたところから話は転がり始めるところかなあと思った。

だらしない気の抜けた生活をしているのを一種の売りにしている主婦ブロガーおひょう。
彼女は自分の生活に満足しているが、そこに栄利子という商社のエリート女性の侵入者が入ってくることで乱されていく。
ストーカーともいえる栄利子の行動がエスカレートしていく・・・・


ホラー漫画のように見えた、全てが。
そして、私にはこの話、どこをどう読めばいいのかさっぱりわからなかった、申し訳ない。
特に後半、栄利子の関係した社内の男と結婚する真織の本性の登場に至っては・・・・もう漫画しか浮かばなかったのだ。
後味が悪い小説、というのはどちらかというと好きなのだが、この後味の悪さって、私の求めている後味の悪さとはおおいに違うものだと確信したのだった。

(主婦ブロガーの翔子の側がまだしも心には残った。
彼女の旦那との距離感とかのほほんとしている最初の様子とか、自分が今度はストーカーになってしまったことに無意識であったこととか)