評価 4.9

ああ・・・もしかしてこれが最後?ポンちゃんシリーズ。
最後の所にそういう感じで書いてあったが・・・・読み間違いであることを祈る。

愛しているポンちゃんシリーズ。
山田詠美のエッセイのなんと闊達で楽しいこと!
最初、このエッセイを読んだ時に衝撃を受けたのを思い出した、これでいいの?ポンちゃん?こんなにあからさまでいいの?過去のこととか?ポンちゃん。

日常のことなのに、そして(多分)50歳を越えている女なのに、なんて女子って言葉が似合うんだろう(と言ったら本人怒りそうだけど)
山田詠美のエッセイを読むと、まさしく今生きている言葉、を読んでいる気がする。
そして毎回毎回思うのだが、「読者の成れの果て」の作家の典型だと思う。
読んでいる本もどんどん紹介されるのだが、村上春樹本の的確な批判とか(わかる、この言っている事)、ファンから見たら怒られるよ、という渡辺和子本への全く違ったアプローチ、昔の出来事への回想(昔の夫の出番が多いが笑えることも多い)、すさまじく昭和の時代を駆け抜けてきた女の話を聞いているような気すらするのだった。

顔面相似形で大笑いし、映画の話のいまにいきる、に頷いたり、バリーホワイトの声でさおだけ屋というのにまた笑ったり、たっぷりと楽しませてもらった。
息遣いとか文章のリズムとか読んでいて心地よいものだったのだ。

水キムチ、飽きたらしいけど、美味しそうだ・・・・